黄泉のツガイの聖地は、主人公ユルの故郷「東村」の構造モデルになった奈良県高取町の高取城跡が中心です。ほかに、影森家や西ノ村陣営の名字と同じ名前の駅が埼玉・京都にあり、名前の元は駅名とする見方が有力です(いずれも実在の地名でもあります)。合わせて3府県に散らばっています。
- 舞台: 奈良県高取町の高取城跡(作中の東村の構造モデル)
- 代表スポット: 高取城跡、影森駅(秩父鉄道)、御陵駅(京都市営地下鉄東西線)
- 掲載スポット数: 12スポット(うち11か所は登場人物の名字と同じ名前の駅)
- 範囲: 奈良・埼玉・京都の3府県4エリア。一度の旅行で全部を回るのは現実的ではありません
- 所要時間の目安: 1エリアあたり半日〜1日。全12スポットは別々の旅程で計3〜4日
- 情報の確認時点: 2026年9月30日(各公式サイト・時刻表を照合)
作中の東村・西ノ村・群玉県はいずれも架空の地名です。実在地との関係は対応表で整理しています。
【聖地マップ】黄泉のツガイの聖地は奈良・埼玉・京都の3府県12スポット
黄泉のツガイの聖地12スポットは、奈良県・埼玉県・京都府の3府県にまたがり、奈良の山城跡1か所と、埼玉・京都の鉄道駅11か所で構成されています。作品の舞台そのものは架空の山村と現代の都市ですが、作者の取材や登場人物の命名を手がかりに、実在の場所をたどれます。
この章では、全12スポットの位置関係を先に示します。どのエリアにいくつ集まっているのか、どこが離れた飛び地なのかを把握すると、自分の出発地から行きやすいエリアを選びやすくなります。
性質の違う2種類のスポットが混ざっている点も、最初に押さえておきたいところです。高取城跡は作者自身が取材した「東村の構造モデル」で、駅は登場人物と同じ名前の地名をたどる目印です。この違いは本章の3つ目の見出しで詳しく扱います。
4エリア別のスポット数と密集地の京都・地下鉄東西線沿線
黄泉のツガイの聖地12スポットは4エリアに分かれ、最も密集しているのは京都府京都市の地下鉄東西線沿線で、御陵駅から醍醐駅まで5駅が連なっています。エリアごとの件数は次のとおりです。
| エリア | 件数 | 含まれるスポット | 所在地 |
|---|---|---|---|
| 京都・地下鉄東西線沿線 | 5 | 御陵駅、山科駅、椥辻駅、小野駅、醍醐駅 | 京都市山科区・伏見区 |
| 埼玉・秩父鉄道沿線 | 4 | 影森駅、和銅黒谷駅、波久礼駅、桜沢駅 | 秩父市・寄居町 |
| 京都・丹後 | 2 | 与謝野駅、峰山駅 | 与謝野町・京丹後市 |
| 奈良・高取 | 1 | 高取城跡 | 高取町 |
府県別では京都府7、埼玉県4、奈良県1です。
東西線沿線の5駅は、1本の路線にまとまっているのが特長です。御陵駅から六地蔵方面へ乗ると、山科・東野・椥辻・小野・醍醐と停まり、御陵から醍醐までの乗車時間はおよそ11〜12分です。京都市交通局が公開している御陵駅と醍醐駅の平日の時刻表を照合して算出しました(2026年9月30日時点)。
秩父鉄道の4駅も同じ路線上にありますが、影森駅から桜沢駅まではおよそ50分かかります。日中の列車は30〜45分に1本程度なので、東西線と比べると移動の自由度は下がります。
東村の舞台設定は架空で構造のモデルは奈良県の高取城跡
黄泉のツガイの東村は架空の村です。ただし、その構造のモデルは奈良県高市郡高取町の高取城跡だと、作品の解説資料で一致して紹介されています。主人公ユルと双子の妹アサが育った山奥の隠れ里は、日本三大山城の一つをもとに組み立てられています。
根拠は、作者の荒川弘さん自身の記録です。コミックス第1巻には、高取城を参考にした東村の縄張り図(城の区画配置図)が掲載されています。第3巻には取材記があると、高取城を紹介する文化遺産関連の資料が伝えています。
また単行本のおまけ漫画では、作者が高取城に登った体験が描かれているとされています。地上から攻め上る道のりがあまりに険しかったため、東村への襲撃をヘリコプターによる空からの襲撃にした、という経緯です。アニメ第1話で東村が武装集団に空から襲われる場面は、この取材が下敷きになっています。
作中と同じ景色を探すより、「外から入りにくい村」という東村の成り立ちを思い浮かべながら歩くのがおすすめです。
高取城跡は国の史跡で、2006年に日本100名城に選ばれています(奈良県公式サイト)。
影森家は秩父鉄道、西ノ村は京都の駅名が有力で聖地は「舞台」と「名前のルーツ」の2種類
黄泉のツガイの影森家まわりの名字は埼玉県の秩父鉄道、西ノ村陣営の名字は京都府の地下鉄東西線と京都丹後鉄道の駅名と一致し、名前の元は駅名とする見方が有力です。いずれの駅名も実在する地名から付けられているため、地名が元という見方もできますが、後述する波久礼の例などから駅名のほうが有力になっています。この記事の12スポットのうち11か所は、こうした駅です。
2種類のスポットの違いを表にまとめます。
| 種類 | 該当スポット | 作品との関係 | 根拠の強さ |
|---|---|---|---|
| 構造のモデル | 高取城跡 | 東村の縄張り・地形の参考 | 作者の取材記・おまけ漫画 |
| 名前のルーツ | 秩父鉄道4駅、東西線5駅、京都丹後鉄道2駅 | 登場人物の名字と同じ駅名(実在の地名でもある) | 作品解説での指摘。公式の明言はなし |
影森家まわりでは、影森・黒谷・桜沢の各名字と、長男ヒカルのペンネーム「波久礼(はぐれ)」が、埼玉県の秩父鉄道の駅名と一致します。影森は1958年まで秩父郡にあった影森町の名で、今も秩父市上影森・下影森として残る地名でもあります。桜沢も寄居町桜沢という地名です。駅名説がより有力になっているのは、波久礼の存在です。波久礼駅の所在地は寄居町大字末野で、「波久礼」は現在の住所表記には見当たりません。崩れやすい地形を表す「破崩(はぐれ)」が語源と伝わる地域の呼び名とされますが、この名前をはっきり今に伝えているのは駅名です。影森家まわりの名前が秩父鉄道の駅名から取られた、という見方を裏付ける材料になっています。一方、黒谷四姉弟の名字は「くろや」と読み、和銅黒谷駅の読み「わどうくろや」と重なりますが、駅名は2008年に「黒谷」から「和銅黒谷」へ改称されています。名字と一致するのは旧駅名と、所在地の秩父市黒谷という地名です。
黒谷四姉弟の「黒谷」は「くろたに」ではなく「くろや」。駅名の読みまで一致しているのは面白いポイントです。
西ノ村陣営では、御陵・山科・椥辻・小野・醍醐の5人の名字が、地下鉄東西線の駅名と一致します。5駅は御陵駅から醍醐駅まで1本の路線上に連続して並び、間で一致しないのは東野駅だけです。1つの路線の駅がまとまって人物名に使われている点も、駅名説が有力とされる理由です。いずれも山科区・伏見区の地名でもあります。西ノ村に雇われた与謝野イワンと峰山アンナは、京都府北部の与謝野町・京丹後市峰山町と同じ名字で、どちらも京都丹後鉄道に同じ名前の駅があります。
いずれも作中でその駅が描かれたわけではなく、公式が命名の由来を明言した情報もありません。駅名はもともと地名から付けられているため、地名が元という可能性も残ります。ただ、波久礼のように住所表記にない名前が含まれていることや、路線ごとにまとまっていることから、本記事では駅名が元とする見方を有力と判断しています。読者の間で広く指摘されている「名前の一致」として楽しむのが正確な受け取り方です。そのうえで、影森・御陵・椥辻・小野・醍醐の5つは複数の作品解説で一致して挙げられています。残る6つは指摘している資料が1つにとどまるため、本記事では「とされる」と表現しています。
丹後の2駅と高取城跡は飛び地で1度の旅行では回りきれない理由
黄泉のツガイの聖地のうち、京都府北部の与謝野駅・峰山駅と、奈良県高取町の高取城跡は、ほかのスポットから大きく離れた飛び地です。全12スポットを1回の旅行で回るのは現実的ではありません。
丹後の2駅は、同じ京都府でも京都市内から遠く離れています。京都駅から与謝野駅まではおよそ2時間15分、峰山駅まではおよそ2時間半かかり、直通の特急は本数が限られます。東西線の5駅と同じ日に組み込むと、移動だけで1日の大半を使うことになります。
高取城跡は、最寄りの近鉄吉野線・壺阪山駅から本丸まで徒歩約2時間の登山です(高取町観光協会の高取城FAQ)。往復と見学で半日以上を見込む必要があり、ほかのエリアと同じ日に回す余裕はほとんどありません。
もう一つの理由は、埼玉と京都・奈良の距離です。秩父鉄道の4駅は首都圏からの日帰り圏、京都と奈良は関西圏にあります。まとめて回るなら、少なくとも2回の旅行に分けることになります。
【聖地一覧】黄泉のツガイの聖地12スポットと名前のルーツ
黄泉のツガイの聖地12スポットは、東村の構造モデルである高取城跡1か所と、登場人物の名前のルーツとされる駅11か所です。この章では、作中の名前から実在地を逆引きできる対応表、特に押さえたいスポットの早見表、全スポットの完全リストの順に掲載します。
一覧のデータは、公式サイト・時刻表・作品解説資料を2026年9月30日時点で照合したものです。駅の所在地は各鉄道事業者の公式サイトで確認しました。登場話数はアニメ第1期(全24話)で、その人物に名前が付いて初めて登場した回を載せています。
なお、ネット上で聖地として紹介されている出雲大社・伏見稲荷大社・白川郷などは、作品との結びつきを示す根拠が見つからなかったため、この一覧に含めていません。詳しくは【独自検証】の項目で扱っています。
東村・西ノ村・影森家と実在するモデル地の対応表
黄泉のツガイに登場する村・一族・人物の名前と実在地の関係は、東村が奈良県高取町の高取城跡、影森家まわりが埼玉県の秩父鉄道の駅名、西ノ村陣営が京都府の駅名という3つの軸にまとめられます。駅名はいずれも実在の地名でもあるため、表には両方を載せています。
| 作中の名称 | 同じ名前の駅 | 地名(所在地) | 関係 | アニメでの登場 |
|---|---|---|---|---|
| 東村 | − | 奈良県高取町の高取城跡 | 構造のモデル | 第1話〜 |
| 影森家 | 秩父鉄道 影森駅 | 埼玉県秩父市上影森・下影森(旧影森町) | 名字と同じ駅名 | 第2話〜 |
| 黒谷四姉弟 | 秩父鉄道 和銅黒谷駅(旧・黒谷駅) | 埼玉県秩父市黒谷 | 名字と同じ駅名 | 第4話〜 |
| 桜沢(影森家の医者) | 秩父鉄道 桜沢駅 | 埼玉県寄居町桜沢 | 名字と同じ駅名 | 第5話〜 |
| 波久礼ヒカル(影森ヒカルのペンネーム) | 秩父鉄道 波久礼駅 | 埼玉県寄居町の波久礼(地域の呼び名とされる) | ペンネームと同じ駅名 | 第7話〜 |
| 与謝野イワン | 京都丹後鉄道 与謝野駅 | 京都府与謝野町 | 名字と同じ駅名 | 第6話〜 |
| 峰山アンナ | 京都丹後鉄道 峰山駅 | 京都府京丹後市峰山町 | 名字と同じ駅名 | 第20話 |
| 御陵 | 地下鉄東西線 御陵駅 | 京都市山科区御陵 | 名字と同じ駅名 | 第23話 |
| 山科 | 地下鉄東西線 山科駅 | 京都市山科区 | 名字と同じ駅名 | 第23話 |
| 椥辻 | 地下鉄東西線 椥辻駅 | 京都市山科区椥辻 | 名字と同じ駅名 | 第23話 |
| 小野ミナセ | 地下鉄東西線 小野駅 | 京都市山科区小野 | 名字と同じ駅名 | 第23話 |
| 醍醐ヒデカツ | 地下鉄東西線 醍醐駅 | 京都市伏見区醍醐 | 名字と同じ駅名 | 第23話 |
| 西ノ村 | − | 確認できるモデルなし | 架空の村 | 物語の中で言及 |
| 群玉県 | − | 確認できるモデルなし | 架空の県名 | 作中に登場 |
この表で注意したいのは3点です。
1つ目は、「波久礼」が独立したキャラクター名ではなく、影森家の長男ヒカルが漫画家として使うペンネームだという点です。波久礼を別の人物として紹介している記事もあるため、混同に注意してください。
2つ目は、西ノ村そのものには確認できるモデル地がないことです。東村と違い、西ノ村の地形や集落を参考にした実在地を示す情報は見つかっていません。駅名と一致しているのは、あくまで西ノ村陣営の人物の名字です。
3つ目は、群玉県(ぐんたま県)が現実には存在しない架空の県名だという点です。群馬県と埼玉県を連想させる名称ですが、両県がモデルだと公式が明言した情報はありません。
主要スポットの早見表(高取城跡と3路線の駅)
黄泉のツガイの聖地で特に押さえたいのは、東村の構造モデルである奈良県の高取城跡と、名前のルーツとされる駅がまとまる3つの路線です。
| スポット | 作中との対応 | 所在地 | 最寄り駅からの距離 | 詳細 |
|---|---|---|---|---|
| 高取城跡 | 東村の構造モデル | 奈良県高市郡高取町 | 壺阪山駅から徒歩約2時間 | 解説へ |
| 秩父鉄道の4駅 | 影森家まわりの名前のルーツとされる駅 | 埼玉県秩父市・寄居町 | 駅そのもの | 解説へ |
| 地下鉄東西線の5駅 | 西ノ村陣営の名前のルーツとされる駅 | 京都市山科区・伏見区 | 駅そのもの | 解説へ |
| 京都丹後鉄道の2駅 | 与謝野イワン・峰山アンナの名前のルーツとされる駅 | 京都府与謝野町・京丹後市 | 駅そのもの | 解説へ |
選び方の基準は、作品との結びつきの強さと、裏付けの多さです。高取城跡は作者自身の取材記録という最も強い根拠を持ちます。秩父鉄道の4駅には、物語の中心勢力である影森家の名字と同じ影森駅が含まれ、影森家はアニメ第2話から登場します。
地下鉄東西線の5駅は、アニメ第23話で名前付きで登場した西ノ村陣営の人物に対応する駅です。醍醐駅だけは山科区ではなく伏見区にある点が、見落とされやすいポイントです。
駅はどれも鉄道でそのまま到着でき、高取城跡は登山の準備が必要です。時間が限られている場合は、まず出発地から近い路線の駅から選ぶと計画が立てやすくなります。
聖地12スポットの完全リスト(エリア別・登場話数つき)
黄泉のツガイの聖地12スポットをエリア別に並べた完全リストです。奈良県の高取城跡、埼玉県の秩父鉄道4駅、京都府の地下鉄東西線5駅と京都丹後鉄道2駅の所在地、最寄り駅、登場話数をまとめています。スポット名から、詳しい解説またはモデルコースへ移動できます。
| No. | スポット名 | エリア | 所在地 | 最寄り駅 | 徒歩 | 登場媒体・話数 | 撮影可否 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 高取城跡 | 奈良・高取 | 奈良県高市郡高取町高取 | 近鉄吉野線 壺阪山駅 | 約120分 | 原作第1巻の縄張り図/アニメ第1話〜(東村) | 可(石垣に登らない) |
| 2 | 影森駅 | 埼玉・秩父 | 埼玉県秩父市上影森71番地4 | 秩父鉄道 影森駅 | 0分 | アニメ第2話〜(影森家) | 駅の利用ルールに従う |
| 3 | 和銅黒谷駅 | 埼玉・秩父 | 埼玉県秩父市黒谷412番地4 | 秩父鉄道 和銅黒谷駅 | 0分 | アニメ第4話〜(黒谷四姉弟) | 駅の利用ルールに従う |
| 4 | 波久礼駅 | 埼玉・寄居 | 埼玉県大里郡寄居町大字末野81番地1 | 秩父鉄道 波久礼駅 | 0分 | アニメ第7話〜(影森ヒカル) | 駅の利用ルールに従う |
| 5 | 桜沢駅 | 埼玉・寄居 | 埼玉県大里郡寄居町大字桜沢1987番地1 | 秩父鉄道 桜沢駅 | 0分 | アニメ第5話〜(桜沢) | 駅の利用ルールに従う |
| 6 | 御陵駅 | 京都・山科 | 京都府京都市山科区御陵 | 地下鉄東西線 御陵駅 | 0分 | アニメ第23話(御陵) | 駅の利用ルールに従う |
| 7 | 山科駅 | 京都・山科 | 京都府京都市山科区 | 地下鉄東西線 山科駅 | 0分 | アニメ第23話(山科) | 駅の利用ルールに従う |
| 8 | 椥辻駅 | 京都・山科 | 京都府京都市山科区椥辻 | 地下鉄東西線 椥辻駅 | 0分 | アニメ第23話(椥辻) | 駅の利用ルールに従う |
| 9 | 小野駅 | 京都・山科 | 京都府京都市山科区小野 | 地下鉄東西線 小野駅 | 0分 | アニメ第23話(小野ミナセ) | 駅の利用ルールに従う |
| 10 | 醍醐駅 | 京都・伏見 | 京都府京都市伏見区醍醐高畑町 | 地下鉄東西線 醍醐駅 | 0分 | アニメ第23話(醍醐ヒデカツ) | 駅の利用ルールに従う |
| 11 | 与謝野駅 | 京都・丹後 | 京都府与謝郡与謝野町字下山田 | 京都丹後鉄道 与謝野駅 | 0分 | アニメ第6話〜(与謝野イワン) | 駅の利用ルールに従う |
| 12 | 峰山駅 | 京都・丹後 | 京都府京丹後市峰山町 | 京都丹後鉄道 峰山駅 | 0分 | アニメ第20話(峰山アンナ) | 駅の利用ルールに従う |
「確認」の列は、記事内での書き方を示しています。「断定」は独立した複数の資料で一致したもの、「推定」は指摘している資料が1つにとどまるもので、本文では「とされる」と表現しています。
秩父鉄道の駅の番地は、秩父鉄道公式サイトの駅情報で確認しました(2026年9月30日時点)。京都市内の駅は町名まで、丹後の2駅は字名・町名までの掲載です。
秩父鉄道の和銅黒谷駅は、2008年4月1日に「黒谷駅」から改称された駅です。黒谷四姉弟の名字と一致するのは、現在の駅名ではなく、駅の所在地である秩父市黒谷という地名です。京都丹後鉄道の与謝野駅も、2015年に「野田川駅」から改称されています。古い資料では旧駅名で書かれていることがあるため、調べるときは両方の名前で検索すると見つけやすくなります。
【主要聖地の紹介】東村のモデル高取城跡と名前のルーツをたどれる駅
黄泉のツガイの主要聖地として、東村の構造モデルである奈良県の高取城跡を詳しく紹介し、名前のルーツとされる11駅は路線ごとにまとめて紹介します。作品との結びつき、アクセス、訪問時の注意点を、公式サイトと時刻表をもとに2026年9月30日時点でまとめました。
高取城跡は山城跡を歩く登山で、駅はいずれも鉄道でそのまま到着できます。同じ「聖地」でも準備の度合いがまったく異なるため、高取城跡は情報テーブルで、駅は路線ごとの起点と所要時間で確認してから計画してください。
高取城跡は東村のモデルになった日本三大山城

高取城跡は、奈良県高市郡高取町の高取山に残る山城跡で、黄泉のツガイで主人公ユルが育った東村の構造モデルです。
東村は、深い山に囲まれ、外部の人間がたどり着けない隠れ里として描かれています。アニメ第1話で武装集団が空から村を襲う場面は、この村の「地上からは攻めにくい」という性格があってこそ成り立つ展開です。
作者の荒川弘さんは、高取城を参考に東村の縄張り図を描き、コミックス第1巻に掲載しています。単行本のおまけ漫画では、実際に登城して地上ルートの険しさを知り、襲撃方法を空からに決めたと明かしているとされています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 高取城跡(国史跡) |
| 住所 | 奈良県高市郡高取町高取 |
| アクセス | 近鉄吉野線 壺阪山駅から徒歩約2時間。大阪阿部野橋から急行で約50分、京都から橿原神宮前乗り継ぎで約90分 |
| 該当話数 | 原作第1巻(東村の縄張り図)、アニメ第1話〜(東村) |
| 営業時間 | 屋外の史跡のため常時散策可。夜間照明なし |
| 料金 | 無料 |
| 撮影可否 | 可。石垣に登る・崩すなどの行為は避ける |
| 一次ソース | 高取町観光協会 高取城跡コース |
| 確認日 | 2026年9月30日 |
高取城は標高583.6mの高取山の頂に築かれ、ふもとの黒門跡から本丸までの高低差(比高)は390mあります。高取町観光協会はこれを日本一の比高と紹介しています。現在は建物が残っておらず、本丸・二の丸の石垣が往時の姿を伝えています。
登城道の途中には、飛鳥時代の造形物とされる猿石があります(高取町観光協会 猿石)。観光協会は、この猿石を郭内と城内の境目を示す「結界石」とみる説を紹介しています。東村も結界で外界と隔てられた村ですが、両者の関係を指摘した資料はありません。
撮影マナーとしては、石垣や遺構に登らないこと、登山道の通行を妨げないことが基本です。石垣は文化財なので、構図を優先して立ち入るのは避けてください。
訪問タイミングは、日没までに下山できる午前中の出発がおすすめです。本丸周辺に照明はなく、観光協会は下山時に道を誤る人が多いと注意を呼びかけています(2026年9月30日時点)。
名前のルーツとされる11駅は秩父鉄道・地下鉄東西線・京都丹後鉄道の3路線
黄泉のツガイの登場人物の名前のルーツとされる11駅は、埼玉県の秩父鉄道、京都市の地下鉄東西線、京都府北部の京都丹後鉄道の3路線にまとまっています。駅そのものが聖地のため、ホームや駅前で駅名標を撮るのが巡礼の中心です。
| 路線 | 駅(作中の名前) | 所在地 | 起点と所要時間の目安 |
|---|---|---|---|
| 秩父鉄道 | 影森駅(影森家)、和銅黒谷駅(黒谷四姉弟)、波久礼駅(波久礼ヒカル)、桜沢駅(桜沢) | 埼玉県秩父市・寄居町 | 池袋から西武秩父駅まで特急で約1時間17〜29分。4駅を回って約4〜5時間 |
| 京都市営地下鉄東西線 | 御陵駅(御陵)、山科駅(山科)、椥辻駅(椥辻)、小野駅(小野ミナセ)、醍醐駅(醍醐ヒデカツ) | 京都市山科区・伏見区 | 御陵駅から醍醐駅まで乗車約11〜12分。5駅を回って約2時間 |
| 京都丹後鉄道 | 与謝野駅(与謝野イワン)、峰山駅(峰山アンナ) | 京都府与謝野町・京丹後市 | 京都駅から特急で約2時間15分〜2時間半 |
秩父鉄道の4駅は、影森家まわりの名前と一致する駅です。中でも影森駅は、物語の中心勢力である影森家の名字と同じ駅名で、複数の作品解説が一致して名前のルーツに挙げています。駅は秩父市上影森にあり、御花畑駅から三峰口方面へ1駅、乗車約4分です(秩父鉄道 影森駅の駅情報)。日中の列車は30〜45分に1本程度のため、乗る列車を決めてから下車してください。
地下鉄東西線の5駅は、西ノ村陣営の人物の名字と一致する駅です。御陵駅の読みは「みささぎ」です。一部のキャスト紹介記事で「みさらぎ」と表記されている例がありますが、駅名と同じ「みささぎ」が一般的な読みです。
西ノ村陣営ゆかりの駅を「すべて山科区」とまとめる記事は少なくありません。しかし、御陵・山科・椥辻・小野の4駅が山科区にあるのに対し、醍醐駅だけは伏見区にあります。
西ノ村ゆかりの駅を区ごとに調べるときは、醍醐駅だけ伏見区で探すのがコツです。
京都丹後鉄道の2駅は、指摘している資料が1つにとどまる「推定」のスポットです。京都駅から片道2時間以上かかるため、ほかのエリアを回り終えた人向けと考えてください。
撮影マナーは3路線とも共通で、ホームの黄色い線の内側から撮る、三脚を使わない、利用者の動線をふさがない、の3点が基本です。各路線を回る順番と時間配分は、次の章のモデルコースで紹介しています。
【モデルコース】黄泉のツガイの聖地をエリア別に巡るプラン

黄泉のツガイの聖地巡礼は、京都の地下鉄東西線沿線を半日、埼玉の秩父鉄道沿線を1日、奈良の高取城跡を1日という、エリアごとに完結するプランで組むのが現実的です。3府県を一度に回るコースは想定していません。
ここで紹介する所要時間は、各鉄道事業者の時刻表と高取町観光協会の案内をもとにした目安です(2026年9月30日時点)。ダイヤは曜日や改正によって変わるため、出発前に最新の時刻表を確認してください。
| プラン | エリア | 所要時間の目安 | 主な移動手段 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| 半日 | 京都・地下鉄東西線の5駅 | 約2時間 | 京都市営地下鉄 | 関西から、京都観光のついで |
| 1日 | 埼玉・秩父鉄道の4駅 | 約4〜5時間(池袋発着は約7時間) | 西武特急、秩父鉄道 | 首都圏から日帰り |
| 1日 | 奈良・高取城跡 | 約5〜6時間 | 近鉄、徒歩 | 山歩きに慣れている人 |
| 補助 | 京都・丹後の2駅 | 京都駅から片道約2時間15分〜2時間半 | 特急、京都丹後鉄道 | 京都滞在に余裕がある人 |
【半日】京都の地下鉄東西線で西ノ村の5駅を巡る
黄泉のツガイの西ノ村陣営ゆかりの5駅は、京都府京都市の地下鉄東西線に連なっており、御陵駅から醍醐駅まで下車しながら半日で回れます。
起点は御陵駅です。京都市中心部からは東西線で、滋賀県側からは京阪京津線で乗り換えなしに到着できます。御陵駅から六地蔵方面へ、山科・椥辻・小野・醍醐の順に下車していきます。途中の東野駅は作中の人物と関係がないため、通過して構いません。
| 時間の目安 | 行動 | 移動 |
|---|---|---|
| 0:00 | 御陵駅に到着。駅名標を撮影(御陵と同じ駅名) | − |
| 0:20 | 御陵駅から山科駅へ | 地下鉄 1駅 |
| 0:25 | 山科駅で下車・撮影(山科と同じ駅名) | − |
| 0:45 | 山科駅から椥辻駅へ | 地下鉄 2駅 |
| 0:50 | 椥辻駅で下車・撮影(椥辻と同じ駅名) | − |
| 1:10 | 椥辻駅から小野駅へ | 地下鉄 1駅 |
| 1:15 | 小野駅で下車・撮影(小野ミナセと同じ駅名) | − |
| 1:35 | 小野駅から醍醐駅へ | 地下鉄 1駅 |
| 1:40 | 醍醐駅で下車・撮影(醍醐ヒデカツと同じ駅名) | − |
| 2:00 | 醍醐駅から京都市中心部へ戻る | 地下鉄 |
各駅での滞在は20分前後を見込んでいます。平日の日中は六地蔵方面の列車がおよそ7〜8分おきに来るため、次の列車を待つ時間を含めても、この配分で回れます。御陵から醍醐までの乗車時間は合計およそ11〜12分です(京都市交通局の時刻表で確認)。
山科駅はJR・京阪にも同名の駅があります。どの駅も「山科」という地名を名乗っているため、どれを選んでも構いませんが、東西線の駅巡りの流れでは地下鉄の山科駅で下車するのが効率的です。
費用の目安として、途中下車を繰り返すとそのたびに地下鉄の運賃がかかります。運賃は乗車距離によって大人220〜360円で、短い区間なら初乗りの220円です。企画乗車券を使う場合は、対象範囲と条件を京都市交通局の公式情報で確認してください。
撮影マナーとして、改札内のホームや通路は通勤・通学の利用者が多い空間です。三脚は使わず、人の流れが途切れた合間に短時間で撮るのが基本です。
【1日】秩父鉄道で影森家ゆかりの4駅を巡る
黄泉のツガイの影森家ゆかりの4駅は、埼玉県秩父市と寄居町を走る秩父鉄道の沿線にあり、首都圏から日帰りで回れます。
起点は西武秩父駅です。池袋から特急ラビュー「ちちぶ」号でおよそ1時間17〜29分、運賃と特急料金の合計は1,700円です。西武秩父駅から秩父鉄道の御花畑駅までは、秩父鉄道の公式サイトで徒歩約10〜15分と案内されています。
| 時間の目安 | 行動 | 移動 |
|---|---|---|
| 0:00 | 西武秩父駅に到着。御花畑駅へ移動 | 徒歩約10〜15分 |
| 0:30 | 御花畑駅から影森駅へ | 秩父鉄道 約4分 |
| 0:35 | 影森駅で下車・撮影(影森家と同じ駅名) | − |
| 1:10 | 影森駅から和銅黒谷駅へ | 秩父鉄道 約13分 |
| 1:25 | 和銅黒谷駅で下車・撮影(黒谷四姉弟と同じ駅名) | − |
| 2:10 | 和銅黒谷駅から波久礼駅へ | 秩父鉄道 約25分 |
| 2:35 | 波久礼駅で下車・撮影(波久礼ヒカルと同じ駅名) | − |
| 3:15 | 波久礼駅から桜沢駅へ | 秩父鉄道 約9〜11分 |
| 3:30 | 桜沢駅で下車・撮影(桜沢と同じ駅名) | − |
| 4:10 | 隣の寄居駅から帰路へ | 秩父鉄道 1駅 |
駅間の乗車時間は、駅探に掲載された秩父鉄道の各駅の時刻表で、同じ列車の発車時刻を照合して算出しました(2026年9月30日時点)。日中の列車はおおむね30〜45分に1本です。各駅の滞在時間は次の列車に合わせる前提で、時刻表の確認が欠かせません。
影森駅を最初に訪ねる理由は、4駅の中で最も三峰口寄りにあるためです。影森駅から羽生方面へ戻りながら、和銅黒谷駅、波久礼駅、桜沢駅の順に下車すれば、同じ区間を往復せずに済みます。
帰りは、桜沢駅の隣の寄居駅で東武東上線やJR八高線に乗り換えられます。西武秩父駅へ戻らずに首都圏へ帰れるため、池袋発着でも1日で収まります。
撮影マナーとして、秩父鉄道は地域の生活路線です。駅によっては乗降客が少なく静かなため、大きな声での会話や長時間の滞在は控え、ホームの端に立ち入らないようにしてください。
【1日】高取城跡に登って東村のモデルを歩く
黄泉のツガイの東村の構造モデルである奈良県高取町の高取城跡は、近鉄吉野線の壺阪山駅から歩いて往復し、城内を見学する1日コースで訪れるのが基本です。
高取町観光協会の高取城跡コースは、壺阪山駅から土佐街道の石畳、上子島砂防公園を経て大手筋の山道へ入り、黒門跡、七曲り、一升坂、猿石、二ノ門、国見櫓、大手門跡、二ノ丸を通って本丸へ至る順路です。観光協会のFAQによると、駅から本丸までは徒歩約2時間、二の門から本丸までは20分近くかかります。
| 時間の目安 | 行動 | 移動 |
|---|---|---|
| 0:00 | 壺阪山駅を出発。土佐街道へ(以下の区間配分は目安) | 徒歩 |
| 0:40 | 上子島砂防公園でトイレと飲料を補給 | 徒歩 |
| 0:50 | 大手筋から山道へ(黒門跡・七曲り・一升坂) | 徒歩 |
| 1:30 | 猿石、二ノ門跡を通過 | 徒歩 |
| 1:40 | 国見櫓で大和平野方面を眺める | 徒歩 |
| 2:00 | 本丸跡・天守跡に到着。見学 | − |
| 3:00 | 下山開始 | 徒歩 |
| 4:40 | 壺阪山駅に帰着 | 徒歩 |
大阪阿部野橋駅から壺阪山駅までは急行で約50分、京都からは橿原神宮前駅での乗り継ぎで約90分です(高取町観光協会 アクセス)。駅での滞在や休憩を含め、全体で5〜6時間を見込んでおくと安心です。
下山は、来た道を戻るのが確実です。観光協会は、車で訪れた人が下山時に城下町方向へ道を誤る例が多いと注意を呼びかけています(車で高取城を訪れる方へ)。車で向かう場合は、観光協会が案内する城下町の無料駐車場(夢創舘・観光駐車場)を利用してください。
撮影マナーとして、石垣は文化財です。石の上に乗ったり、崩れた石を動かしたりせず、登山道から撮影してください。
丹後の与謝野駅・峰山駅へ足を延ばす場合の行き方
黄泉のツガイの与謝野イワン・峰山アンナの名前のルーツとされる与謝野駅・峰山駅は、京都府北部の京都丹後鉄道の沿線にあり、京都駅から特急でおよそ2時間15分〜2時間半かかります。
京都駅から丹後方面へは、特急「はしだて」が運行されています。ただし、与謝野駅・峰山駅まで直通する列車は多くありません。特急はしだての案内サイトに掲載された2026年3月改正時点の時刻では、京都駅12時25分発のはしだて7号が与謝野駅に14時41分、峰山駅に14時56分に着きます(2026年9月30日確認)。
| 時間の目安 | 行動 | 移動 |
|---|---|---|
| 0:00 | 京都駅から特急はしだてに乗車 | 特急 |
| 2:15 | 与謝野駅に到着。駅名標を撮影(与謝野イワンと同じ駅名) | − |
| 2:45 | 与謝野駅から峰山駅へ | 京都丹後鉄道 |
| 3:10 | 峰山駅で下車・撮影(峰山アンナと同じ駅名) | − |
| 3:40 | 峰山駅から帰路へ、または丹後で宿泊 | 京都丹後鉄道 |
与謝野駅と峰山駅は同じ宮津線の沿線にあり、与謝野駅から峰山駅までは特急でおよそ15分です。どちらも指摘している資料が1つにとどまる「推定」のスポットのため、ほかのエリアを回り終えた人向けの補助プランと位置づけています。
東西線の5駅と同じ日に組み込むと、京都市内での滞在を含めて1日がほぼ埋まります。京都で1泊できる場合は、1日目に東西線、2日目に丹後、という分け方が無理のない組み方です。
時刻は曜日や改正で変わるため、京都丹後鉄道の公式サイトとJRの時刻表で直前に確認してください。与謝野駅は2015年に野田川駅から改称されているため、古い資料では旧駅名で記載されていることがあります。
撮影マナーとして、ローカル線の駅は列車の本数が少なく、乗り遅れると次の列車まで長く待つことになります。撮影よりも乗車時刻を優先して行動してください。
【よくある質問】黄泉のツガイの聖地巡礼Q&A
黄泉のツガイの聖地巡礼について、舞台の場所、作中の地名の真偽、ネット上の誤った情報、登山と撮影の注意点、開催予定のイベントを1問1答でまとめました。いずれも2026年9月30日時点の情報です。
Q: 黄泉のツガイの舞台はどこ?何県ですか
A: 黄泉のツガイの聖地は奈良県・埼玉県・京都府の3府県で、東村の構造モデルは奈良県高市郡高取町の高取城跡です。作中の東村そのものは架空の村で、実在の住所はありません。ほかに、影森家まわりの名前のルーツとされる秩父鉄道の駅が埼玉県に4か所、西ノ村陣営の名前のルーツとされる駅が京都府に7か所あり、合わせて12スポットです。作品の舞台を実感したい場合は高取城跡、名前の一致を楽しみたい場合は駅巡りが向いています。
Q: 西ノ村のモデルになった場所はありますか
A: 黄泉のツガイの西ノ村には、モデルになった実在の場所を示す情報は見つかっていません。東村の構造モデルが奈良県の高取城跡だと分かっているのとは対照的です。一方で、御陵・山科・椥辻・小野・醍醐といった西ノ村陣営の人物の名字は、地下鉄東西線の駅名と一致し、駅名が元とする見方が有力です。村そのものではなく「人物名のルーツ」として東西線の駅を巡るのが、正確な楽しみ方です。
Q: 群玉県(ぐんたま県)は実在しますか
A: 群玉県は現実には存在しない、黄泉のツガイの作中に登場する架空の県名です。名前から群馬県と埼玉県を連想する人は多く、「黄泉のツガイ 群馬」で検索されることもあります。ただし、両県がモデルだと公式が明言した情報は見つかっていません。影森家まわりの名字と同じ駅名は埼玉県の秩父地方にありますが、群玉県との関係を示す資料もないため、別々の話として受け止めてください。
Q: 遠野や磐梯山は黄泉のツガイの聖地ですか
A: 遠野は黄泉のツガイの作者が取材に訪れた岩手県の土地ですが、取材した地点が公表されていないため、本記事では聖地の数に含めていません。取材の事実は、スクウェア・エニックスが2026年7月11日に配信した作者インタビューで紹介されています(INSIDE SQUARE ENIX 黄泉のツガイの制作秘話)。磐梯山は、原作で人を喰うツガイ「手長足長」が封印された場所として語られるとされる地名で、背景のモデルではありません。どちらも作品とのつながりはありますが、巡礼先として特定の地点を示すことはできない、というのが現時点の結論です。
Q: 【独自検証】出雲大社や白川郷は黄泉のツガイの聖地ですか
A: 出雲大社・伏見稲荷大社・白川郷は、黄泉のツガイの聖地として紹介されることがありますが、作品との結びつきを示す根拠は見つかりませんでした(2026年9月30日時点)。一部の聖地まとめサイトは、出雲大社を「ロケ地・モデル地」として掲載していますが、作中に登場せず、作者の発言もありません。白川郷を東村のモデル候補とする記事も、根拠は合掌造りからの連想にとどまり、作者が高取城を取材した記録と食い違います。秩父鉄道の三峰口駅・秩父駅・御花畑駅を作品ゆかりの駅とする紹介も、対応する登場人物や設定が確認できませんでした。本記事の旧版でもこの3駅を掲載していましたが、今回の見直しで根拠を確認できなかったため一覧から外しています。
Q: 高取城跡へ登るときの服装と注意点は
A: 奈良県高取町の高取城跡へ登るときは、歩き慣れた靴と十分な飲み物を用意し、日没前に下山できる時間に出発してください。高取町観光協会は、足元に不安のない装備を求めており、壺阪山駅から本丸までは徒歩約2時間の山道です。城内には売店・自動販売機・水洗トイレがなく、上子島砂防公園が補給できる最後の場所になります。照明がないため暗くなると危険で、下山時に城下町方向へ道を誤る例も多いと案内されています。
Q: 駅で撮影するときのマナーは
A: 黄泉のツガイゆかりの駅で駅名標を撮るときは、利用者の通行を妨げず、ホームの黄色い線の内側から短時間で撮影するのが基本です。秩父鉄道・京都市営地下鉄・京都丹後鉄道の駅は、いずれも通勤・通学に使われる生活路線です。三脚の使用、階段や改札付近での立ち止まり、乗降客を写し込んだままのSNS投稿は避けてください。高取城跡のような史跡では、石垣に登らず登山道から撮る、というのが駅とは別に守りたいマナーです。
Q: 【2026年9月時点】開催予定のイベントはありますか
A: 黄泉のツガイの公式イベントとして、「鋼の錬金術師×黄泉のツガイ展」が2026年10月から札幌・金沢・大阪・名古屋を巡回する予定です(2026年9月30日時点)。いずれも百貨店などの催事会場での展覧会で、聖地のスポットを指定した企画ではありません。黄泉のツガイは原作第10巻までの内容が展示されると案内されています。
| 会場 | 会期 | 場所 |
|---|---|---|
| 北海道 | 2026年10月14日〜11月1日 | 大丸札幌店7階ホール |
| 石川 | 2026年11月27日〜12月13日 | 香林坊大和 |
| 大阪 | 2026年12月16日〜2027年1月10日 | 阪急うめだ本店 |
| 愛知 | 2027年2月6日〜2月28日 | 名古屋PARCO |
参加には各会場の入場チケットが必要です。北海道会場は10時〜19時の開場で、10月14日・17日・18日の午前は日時指定制になっています。料金と販売方法は、公式特設ページから各会場のチケット販売ページで確認してください。
【まとめ】黄泉のツガイの聖地巡礼はまず1エリアから
黄泉のツガイの聖地巡礼は、奈良・埼玉・京都の3府県12スポットのうち、自分の出発地から近い1エリアに絞って始めるのがおすすめです。東村の構造モデルである高取城跡と、名前のルーツとされる11の駅では、作品とのつながり方も訪問の準備も違います。
この記事で伝えたこと
黄泉のツガイの聖地は、奈良県高取町の高取城跡を中心に、埼玉県の秩父鉄道と京都府の地下鉄東西線・京都丹後鉄道の駅を合わせた12スポットです。要点は次の4つです。
- 東村は架空の村で、構造のモデルは作者が取材した高取城跡。アニメの背景が高取城跡をそのまま描いたとする情報はない
- 影森家まわりの名字は秩父鉄道、西ノ村陣営の名字は東西線と京都丹後鉄道の駅名が元とする見方が有力(いずれも実在の地名でもある)。公式の明言はない
- 西ノ村と群玉県には、確認できるモデル地がない。遠野は取材地だが地点は非公表
- 出雲大社・伏見稲荷大社・白川郷、秩父鉄道の三峰口駅などは、作品との根拠が確認できない
住所・所要時間・運賃は、2026年9月30日時点で各公式サイトと時刻表を照合したものです。ダイヤ改正や運賃改定で変わることがあるため、出発前に最新の情報を確認してください。
次のアクション
黄泉のツガイの聖地巡礼を計画するなら、まず次の3つから自分に合うエリアを1つ選んでください。
- 首都圏から日帰りするなら、秩父鉄道の4駅を巡る1日コース
- 関西から気軽に回るなら、京都の地下鉄東西線の5駅を巡る半日コース
- 山歩きに慣れていて、東村の空気を体感したいなら、高取城跡に登る1日コース
エリアを決めたら、該当するモデルコースに戻り、利用する列車の時刻を公式の時刻表で確認するところから計画を始めてください。作品の最新情報はTVアニメ公式サイトと月刊少年ガンガンの作品ページで確認できます。第2期の放送が始まれば、新たに登場する人物の名前から、ゆかりの場所が増える可能性があります。
なお本記事は複数の独立した情報源を突き合わせて作成しており、現地訪問を装った一人称の描写は含めていません。検証の手順は編集方針に記載しています。















